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あかつき 事件簿

学園長の 身辺報告や雑感を 週刊誌風にまとめたものです

0125今週のスクラップブック

歩き方にもコツがあって。編集する2016年01月22日00:40全体に公開 みんなの日記 63 view.

■1日の歩行時間30分未満、糖尿病のリスク2割増
(朝日新聞デジタル - 01月21日 19:09)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3814749
そのヒトの生活習慣としての癖もあって、あまり効果のない歩き方で、歩数だけかせいでも、効果が薄いみたい。

「月1ゴルフ」レベルの運動量で、メタボになりかけたので。
ポックリ死ぬための「終活」として、70歳の誕生日直前から、近所の自治体施設が指導しているノルディックウォーキングをはじめたんだけど。

これも、いろいろな流儀?や類似のモノ?があって、混乱?してるみたい。

しかも指導者も、自分が理解できている以上には、教えられないし。
もともと上手に歩ける指導者(例えば日体大出身の元有名陸上選手の女性とか)は、下手にしか歩けないヒトのツマヅキの原因が、解らない(苦笑)

ここでも、十把ひとっからげの日本型学校教育の弊害が、しっかり出ている所が面白い。

それでも、素人目にも「合理的」そうに思えた、今の流派で、「晴歩雨読の2日に1回6000歩」のレベルで、まともに歩ける体力と技術を身につけるのに、8か月かかった。

若いヒトなら順応しやすいのだろうが、70歳ともなると、運動神経がボケてきていて、簡単には身体が反応しない。

例えば、歩き方のポイントになる股関節での重心移動にしても、脚や手のあしらい方だけでなく、靴や中敷きの調整だけでも、歩き方は各段に違ってくる。

そうゆう知恵も、8か月の素人の試行錯誤が教えてくれるわけで、元々当たり前のこととして出来ている指導者たちには、まったく教えてくれる視点がない。

ストレッチ用コーチとして雇った、今スペイン公演旅行中の若いコンテンポラリーダンサーでさえ、「ウォーキング用の靴買った・中敷きを調整した」とメールしてやったら。
「良いですね。靴は大事です」と、返事してきた。

8か月苦労させる前に、先に教えるのが、君の仕事だろ!(苦笑)

だからいろいろな関係ありそうな先達の知恵と経験を、どう使いこなすかが、上達のコツらしい(笑)

何かを身につけるということは、こうしたし試行錯誤が必要なことは、老人だから、解るけど。
素人の試行錯誤を、支える体制が、必要なわけで。

で、ニュースのようなこんな大雑把な結果論的なデータだけでなく、歩き方も含めて、もっと細かに集積したデータも、この世界は素人の寡聞なワタシでも見聞きしているわけで。
このニュース自身、記者クラブに投げ込まれた原稿を丸写ししているマスゴミの、無関心・不勉強ぶりを露呈しているだけで。

オリンピック選手を育てることだけが、スポーツ教育ではないわけで。

福祉国家を目指すのならば、せっかく国民に背番号をつけたのならば、ウツ病やDV対策や発達障害や「終活」対応でも、もっと個別の対応を深化させる方向を、さぐるべきだろう。


今の政権は、「憲法を変える!」とかって、マッチョぶってるけど。

国は国民のためにあるんで、多国籍企業の尻拭いや倫理観すら劣化している国策会社や大企業のパシリになっている国のために、国民があるんではないのだけどな。


今の憲法の、国民の「健康で文化的な最低限度の生活」を守るための、個々のニーズに合わせた対策ぐらい、手探りしようとは、政府は考えないのかな?


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イイネ!(1) じゃんく


この問題は、広く存在する割には、編集する2016年01月17日11:47全体に公開 みんなの日記 59 view.

■「職場の雑談苦手」「空気読めない」見過ごされ、成人後に気づく“障害”とは
(産経新聞 - 01月16日 10:49)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=133&from=diary&id=3806249

注目されてこなかった。

「障害」と言えば障害なんだけど、中高校生段階で、一般意味論とかの論理療法的テキストをプログラムに取り入れることで、早期発見も可能なはずなんだが。

「島国・神国日本」の、特に学校教育は、戦後の民主教育になっても伏字文化的な政治的意図があるのか、文部科学省も、現場教員も、視野の狭い「障害者」が多いからなのか、なかなかそうした関心を持たなかった。

さらに「障害」を持った政治家や経済界が考えた従来の教育改革には、こうした「人格の成長」への視座が欠けていたから、「企業倫理の劣化」や社員の「発達障害」や「自殺」が蔓延したともいえる。

自分が望むように育つのが人間で、それを支援するのが教育の原点であって。
大人の都合に合わせて、子どもを型にはめることは、ブラックな調教に過ぎない。

少子化が進んで、減少する労働力を有効に活用する上では、かつての兵隊教育を利用した経済界の社畜教育ではなく、「能力の活性化」に視点を置いたプログラムを考えなくてはいけなくなることは、時間の問題だろう。

だから発達障害の政治家が、口先だけで「一億総活躍」とかいっても、「一億総発達障害」では、掛け声倒れに終わって、足元をすくわれるだけだべえ。

9・11以降、世界のテロリストから標的にされたアメリカの国防省は、すでに「ホームグロウン・テロリズム」対策として、ネットを利用した「過激思想」対策を、対個人のレベルで個別に進めるところまで細分化している。

狭い偏見と幻想に閉じこもるネトウヨ市場を相手にする、風俗産業のような出版業界も、目先を変えないと、社会に取り残されていくばかりだろう。

現代のアメリカ海兵隊に代表される白兵戦型殲滅戦むけの、ヨーロッパ型近代兵士教育でさえ、歴史的には極めてマレな存在で。
20世紀前半のアジア・アフリカで、ヨーロッパ型戦争様式に対抗できたのは、馬と弓と戦士精神で戦ったトルコと、明治維新まで武器を持たせなかった庶民を兵士に仕立てた日本だけだった。

*しかし植民地経営が浅い日本は、最近のニュースで、日本の自衛隊は、医療部分でまったく準備ができてないと、同盟国アメリカ軍にあきれられたという話が出てた。
海外の戦場に出たら、味方の負傷者だけでなく、直ちに地域医療への対応が必要になるのに、その準備が全くできていないと、アメリカに叱られたんだと。
日本の自衛隊は、「空気が読めない発達障害」で、海外には出せないってことね(笑)

で、しかも、そうしたアメリカ・ヨーロッパ型の「力に頼る政治」が、今の「テロによる世界内戦」を育てたことは、だれが見てもあきらかで。

その意味でも、「発達障害教育」は、広く模索する必要がある課題なんです。

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イイネ!(1) となっ! .


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ツルリンドウ
ツルリンドウ2016年01月21日 22:24 削除圧倒的な武力を誇れば誇るほど、テロが花盛り。ゲリラ戦ですね。アメリカも、独立戦争のころは、ゲリラ兵だったでしょう。アメリカのことはほとんど存じ上げませんが。
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絵師
絵師2016年01月22日 21:24 削除> ツルリンドウさん 
おっしゃる通りで(笑)
それだけに、成りあがった今となっては、一層イライラがつのるんでしょうね(笑)

アメリカ国内で、国家を対象にしたテロ事件の40%が、国内で育った者の犯行という報告もありました。

植民地というのは、支配されるヒトたちより、支配する側の精神を、蝕むんですよね(苦笑)

かつてフセインに、大量破壊兵器の罪をデッチアゲたように、テロもISを元凶にしないと、治まらない事情が、国内にはウズ巻いているのでしょうかね。

で、「わかる・わかる」と、憲法改正までたくらんで、その助っ人になりたい日本の政治家って、なんなんですかね?

「アソウ君が困ってたら、アベ君は助ける」とかいうヘ理屈を、国会でしてたヒトがいましたが。
ワタシには、世襲政治家同士の、醜悪なツルミとしか映らないのですが。
あるタイプの老人たちには、こうした友情が、美しく見えるらしいです。

きっと権力で守ってもらわないと都合が悪い特権や利権とかを、抱えているヒトたちは、自分たちもアヤカリたいんでしょうね。





ツルリンドウ
ツルリンドウ2016年01月23日 13:09 削除> 絵師さん 
ISいじめ、などというと大方の人からおしかりを受けそうだけれど、ISの軍事力など、長篠のころの織田軍程度で、そこにナパーム弾以上の滅茶苦茶巨大な火力をもって攻めていくんだから、老生などから見ると、卑怯の限りと映って仕方がない。さらに無人機爆撃だ。
絵師さんのおっしゃるところ、大変よく理解できます。





親父の田舎から、編集する2016年01月11日00:34全体に公開 みんなの日記 21 view.

親父の姪が、「たった今、百歳で、亡くなりましたので、お知らせします」
と、わざわざ電話連絡があって。

思わず言ってしまった、「まだ生きてたんですか?!」

でも、親父の姉たちは、みな百歳を悠々と余裕でクリアしてから、死んでるから。
少し遺伝子が、劣化傾向にあるのかも。

田舎の役所の方は律儀で、わざわざ教えてくれたのに、
「あのヒトは変態的な超・変人で、つきあいないから」
とも言えず(苦笑)

後は、ひたすら平身低頭「ありがとうございます・お世話様でした」(笑)


*考えてみると、「死」というのは、老人にとっては、最大のイベントなんだな(笑)

今年最初の出張中も、若い者相手に、自分の言葉を聞かせるのに、「ワタシ老い先短いから」を、良く口にしてた。

自分の言葉に、権威が無いから、言うセリフだな。

老い先短いヒトは、ワタシだけじゃないんだから、自分の特権みたいに言うのは、止めておこう(笑)





宇宙の鼓動? 編集する2016年01月07日23:59全体に公開 みんなの日記 27 view.

■ブラックホール「瞬き」見えた!=「アウトバースト」の光初観測―京大
(時事通信社 - 01月07日 04:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3791897

7800光年離れて、「45分から2時間半程度の周期」で星が「瞬く」って、なんか、妙に感覚的にとらえられそうな光景を想像するんだけど。

実際に現場では、その周期で全空がスパークするような、想像を超えた光景なんだろうな。

途中の重力場の影響とかで、周期の時間にも、歪みはあるんだろうけど、脈拍の変動で、普段と違う、病気的なものも、解ってきたりして(笑)



新春放談・テロリズムについて編集する2015年12月23日16:44全体に公開 みんなの日記 55 view.

2001年の9・11事件によって、21世紀は「テロの世紀」として、スタートしたわけですが。

本来18世紀末の革命直後のフランス政府が、反体制派殺戮(2年間で4万人)の国家による殺戮手法であったテロが、非国家組織の無差別大量殺人になり、さらには9・11以降は主にアメリカのネオコンが対テロ戦争を主導したことで、最近は「イスラム過激派の殺戮行為」に、世界のマスコミのニュースでも意味が限定されていますが、これはむしろネオコン流の政治的な意図がありそうです。

こうした言葉の遣い方の曖昧さも含めて、現代社会で、世界中にひろがっている「状況誤認」の詰まるところの代表が、「イスラム原理主義的暴力とネオコン主導の対テロ戦争の、まるでDVのような相互依存的暴力応酬」なわけで。
素人が見ても、「貧しい戦闘訓練キャンプvsお金持ち国の空爆」で、この「テロを軸とする世界内戦」が終焉するとは、思えません。
テロ犠牲者が、「憎悪には、憎悪で報いない」と応える思考も、なすすべもなく偶然と運命に翻弄される小さな犠牲者としては、他に言いようがないとしても、むなしさだけが残ります。

しかもこの暴力の応酬は、現実の結果は、アフガニスタン、イラク、シリアなどの国家システムの崩壊による、「内戦」と、「難民の大量流出」で。

さらに先進国は、「ホームグロウン・テロリズム」を通じて、否応なしに「世界内戦のテロ連鎖の輪」の中に引き込まれ。

*2009年~2010年にかけて起きた、未遂も含むアメリカを標的にしたテロ事件で訴追された事件の40%は、アメリカ国民だったとかで。


さらに安倍政権にいたっては、憲法解釈の歴史的転換による「集団自衛権の行使宣言」は、もともと安倍クンは「A級戦犯の爺っ子」で素質があったとはいえ、アメリカとの同盟強化策を国民に説得する手法は、「政権側の国家テロ的手法」による「妄想的ハリネズミ化」なわけで。

先年末に成立した中国の対テロ法案は、テロを理由に、国民の人権侵害を強行する国家主義的治安官僚の都合優先で。

今や、「ホームグロウン・テロリズム」は、個人レベルでも国家レベルでも、「世界のトレンド」に成りあがったわけで。




しかしこの「超越的テクノロジーを持った軍事システムと手作り爆弾の非対称的で絶対的な敵対関係」を実際に規定しているものは、一見「国家対テロリストの敵対」に見えて、世界的経済格差の大本は、「世界システム」としての、国家を超えた巨大資本主義に原因がありそうだし。

9・11の標的でも、国際貿易センターと、その手先となって国際的な格差を助長しているように映るアメリカ政府の中枢が狙われたわけです。

しかし実際、国家システムの枠を超えた「世界システム」に対して国家は、例えばTPPでも地球温暖化対策でも、「世界資本主義」の尻拭い役をさせられている感じがあって。

今や「国家」は、世界経済のプレイヤーである「世界資本主義」の「走狗」となって、「雇われ管理人」のように、古い「領域国家」の租税を使って、国民市場の管理と治安と健康を守る役割に変化しているような気配があります。

こうした状況のなかで、日本に限らず、ネトウヨ的ナショナリズの発憤は、世界資本による労働力の流動や格差の増大への、古い国家市場的立場からの情緒的反発の例が多いようです。

そうなると「「国家対テロリスト」という対立軸は、「互いを不倶戴天の敵とみなす双方の認知」に、何かの状況把握に「ズレがある」んではないかと、思えてくるわけで。


こうした状況を考えるためには、「世界システム」としての現代の「国家の枠を超えた巨大な資本主義」と、各国政府との関係性について、実態を調べる必要があるのですが。
その状況についての研究は、まだまだ一般の知見として共有できるような蓄積がありません。

少なくとも「世界システム」が、アメリカという国家システムを根城というか、隠れ蓑のひとつにして、冨の集積システムを守っていることは、確かなようで。

*正直、まだ見えないのですが、要するに世界資本主義に追い詰められた、近代的冨の集積システムであった「領域国家」が、新自由主義の世界システムがまき散らした「格差の軋轢」の矛盾の代理戦争が、「国家対テロ」のように、ワタシには思えるのです。



ここで簡単に、人類の富の生産・集積システムを振りかえると。

かつて紀元前3500年には遡りえる「都市国家」は、労働力集約システムの一つの代表である奴隷制を背景に、周囲に集約農業地帯を従えて、さらに都市間交易で富を集積した、人類最初の「富の集約・拡大再生産システム」として成立したわけです。
メソポタミア、インダス、中国、日本の縄文文明の加茂岩倉遺跡、吉野ケ里遺跡、三内丸山遺跡といったと都市国家が、いろいろなところで次々と実現したのですが。

やがて中国の殷・西周・春秋時代の覇者や、マヤ文明を統一したアステカや、アテナイを中核としたデロス同盟、日本の弥生文明でのヤマト朝廷といった都市国家連合がうまれ、古代ローマ帝国がその集約版になるのですが。

そうした古代都市連合国家は、官僚化した軍隊組織によって生産と冨の集約システムである帝国を維持したため、その軍事費の放蕩と、一方、パクス・ローマによる戦争奴隷の枯渇を受けて衰退し。
次に政治体制としては、国王と臣下の土地を契機とする契約による、広い意味での封建制による「中世の領域国家」が生れるわけです。
*日本でも、蝦夷征伐を担った征夷大将軍の現地キャンプである「幕府」が、後の鎌倉・室町・江戸という日本型封建社会での「武家政権のモデル」になっています、

こうした中でヨーロッパでは、すでに15~16世紀のいわゆる大航海時代には、資本主義的世界経済の萌芽がみえますが。
(日本でも、平氏政権の日宋貿易、鎌倉幕府の日元貿易、室町幕府の日明貿易、江戸幕府の日清・日蘭貿易と鎖国という、貿易利権が、権力の一つの目的になっています)

で、基本的には「領域国家」システムのなかで、家内制手工業から工場制手工業に向かうことで、政治体制としてヨーロッパでは絶対王政を形成します。
そしてこのなかで、資本の形成と労働力の出現という原始的蓄積を経て、市民革命に並行して、18世紀後半から19世紀中頃までの産業革命の進行によって産業資本が成立し、それを母体に、近世国家がうまれるわけです。

第2次産業の工場労働者は、製品の消費者となりえるため、直接の消費者にはなりえない奴隷制が廃止され、賃金労働がすすめられて、市民を国民に変質させる中で、国民を市場とする内需拡大策がとられます。


近代領域国家を、「富の集積システム」という角度から眺めると、当初の基本的には多民族で構成された中世的王権国家から、徐々に統一性を強化し、民族主義的建国思想が広がっていく傾向を見ると、民族主義もまた、時代に対応した、国民編成上の思想的「労働集約システム」のひとつと見ることが出来ます。
ナショナリズムの誕生は、ヨーロッパの植民地であった中南米の、本国からの格差を押し付けられた入植者の子孫たちの間に芽生えた考え方でした。

近代民族主義国家の成立は、産業革命による生産システムの変化と、それによる国内外の格差矛盾をかかえたままの、国家間競争の結果であったことがわかります。

その国家間レースの終焉が、20世紀前半の2度の世界大戦であって。

そうした領域国家の枠内での、国民経済政策が、「全体主義」であり、「ナチズム」であり、日本の軍国主義であり、アメリカの「ニューディール政策」だったわけで。
その国家間レースは、多大な一般市民をも犠牲にした「国家総力戦」による「消耗戦」状況を呈し。
ピケティの分析によると、その競争のピートアップともいうべきこの2つの大戦で、それまでのヨーロッパ゚各国内での「国民内経済格差」は、ほとんどふきとんだとか。

しかし戦争そのものは、アメリカの「工業力」が決め手となって、連合国側が勝利し。
戦後は、先進国のなかで、唯一本土に戦禍が及ばなかったアメリカが、「独り勝ち」状態になり。

資本主義に対抗した社会主義国ソビエト連邦を仮想敵国に、戦後の「冷戦時代」を築いたわけですが、そうした状況のなかで、アメリカを拠点に多国籍企業が成長したわけです。

20世紀の末期から21世紀にはいって、富の集約システムは、パクス・アメリカーナを背景に、世界資本主義段階にはいっています。

しかしこの世界資本主義は、自由主義経済の弊害である「所得・資産格差の拡大」「金融化」「広告による消費操作」「短期利益重視」った面から批判されるなかで、特に世界を巻き込んだ「金融危機」などから、悪役イメージが宣伝されるだけで、その実態は、一般的には知られていません。

しかし今、その先端的状況の例として、例えば『コトラー 世界都市間競争』では、
①富を生み出すのは都市であって、国家ではない。
②都市経済を牽引するのは、多国籍企業であって、彼等こそ所得と雇用をもたらす
③都市の浮沈は、多国籍企業を吸引する力にかかっている。
ことから、これまで都市は、中小企業支援を重視してきたが。
グローバル経済が、多国籍企業によって担われ、彼らの成長が国家より速いという現実を受けいれるならば、都市は多国籍企業の本社や事業の誘致に都市政策の焦点を移すべきだと、マーケティングの立場からコトラーは主張しています。

事例として、コロラド州州都デンバーは、周辺自治体との合併に失敗して断念後。
近隣自治体との協力関係を再構築して、「デンバー大都市圏」構想をうちたて、空港や高速公共交通機関を建設して。
30年間の努力の末に、「デンバー大都市圏」は、さまざまな産業のパブとして、全米有数の大都市圏に成長したというのです。

グルーバル経済に対応したヒト、モノ、資金の流動システムの構築にこそ、現代の「冨の集積」があると考えるコトラーの分析と思想は、「世界資本主義」のひとつのシステム・モデルを提示しています。

*日本の某ポピュリズム政治家の、大阪の政治的二重支配解消の主張は、問題点の指摘というレベルでは、意味はあったのでしょうが。
彼の政治手法は、かえって話を後退させたかもしれません。


こうした観点から、改めて「イスラム国(IS)」のテロリズムを考えると。

例えばピケティの主張の枠で考えると、
①中東のテリリズムは、1920年にこの地域にヨーロッパ列強が確立した国境管理体制が崩壊したこと。
②1990~91年の湾岸戦争、2003年から11年続いたイラク戦争での、アメリカ軍を中核とする多国籍軍や同盟国軍の、テクノロジーを駆使した圧倒的な非対称の戦争による惨禍。
③石油資源を持つ君主国に極端に偏重するオイルマネーの、圧倒的な経済格差。
が、そのテロの背景にあると、分析しています。

そして金融危機以前のヨーロッパが、毎年100万人規模の人口移動を受け入れて、なお失業率を減らしていた点をあげて。
金融危機以降の緊縮策からうまれた、国々のエゴイズムとアイデンティティーをめぐる緊張を捨てて、「社会統合と雇用創出により、社会の公平な発展を図るべきだ」と、ピケティは主張してます。

テロの巣窟とみなされる中東は、厳しい格差の中で、その国家システムは、政治的にも軍事的にも、欧米の支援をうけているわけで。
先進国の支援は、「中東の社会発展と政治的統合への支援」であって。
オイルマネーのおこぼれをあずかるために武器輸出するような、「格差の拡大」を広げる政策では、現地からの信頼は得られない、考えています。

「治安維持だけでは、テロは無くならない」と考える常識を、ピケティはデータをあげて指摘しているわけで。


こうした経済学者のおおむねの意見は、多国籍企業の成長の速さという現実を前に、それを利用して、「公平な発展」を図る社会を創出すべきだし、それが出来ると考えてるらしい。

その都度の問題視角から、データにもとづいて考える経済学者の発言は、社会状況を把握する参考としては重要ですが。
ケインズが果たした役割のように、それぞれ時代の制約をうけた限界もあるわけで。


今われわれが、どうした基軸で状況を認識して、感情を燃やすかは、いつの時代もそうですが、なかなかわかりにくいわけで。

そうした中で、ネトウヨ的短絡思考は、ネオコンやテロリストと同じレベルで、「状況認知」にズレがあることは、確かなようで。

この世界的認知症傾向に、どのような基軸で対抗するかは、根気の良い闘いを覚悟するしかないでしょう。


*実は、小さな田舎の美術館経営という仕事柄、どうゆう基軸で事業展開を考えていくかは、老い先短い身には、結構差し迫った問題でして。

財政難の自治体の美術館が、どうした未来像を描くかは、どこの教科書にもない問題なわけで。

大英博物館やルーブルといった世界帝国の略奪物の展示スタイルでもなく、オイルマネーや中国の爆買いマネーを集めるための現代美術バブルの展示会場でもなく。

どうした切り口なら、ハブ機能を持って、地域文化に貢献できるかは?知恵次第で、可能性はあるはずなんで。


そこでワタシが抱いたイメージは、「自己治療としての芸術活動」という視点でして。
これなら、プロもアマチュアも、「創造の歓び」を、それぞれの地域性と条件のなかで、同じ土俵で語りあえるはずで。

「テロ」の対極にあるものは、「自己治療」というキーワードのなかでの「創造の場の研究」で、美術館は、その「サポートの場」なんだろうと思うわけで。

とりわけ「地域につながった創造性の場」を、いかに構築するかが、自治体サービスのひとつのの使命とも思うわけです。

そのハブ機能までもてたら、本体の規模の大きさに関係なく、相互刺激による創造性の発展の場ができることになるわけで。

*以上は、そうしたことを考える上での、たまたま手元にあったデータから、都合の良い部分を寸借して考えた、基礎データとしての、妄想ノートです。


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絵師
絵師2016年01月03日 01:59 削除最近、心的外傷ストレス症候群(PTSD)で注目されているものに、アメリカの無人航空機のパイロットに、PTSDの発症率が高いという現象がある。

無人機は機体そのものに人間が搭乗しないため、撃墜されたり事故をおこしても操縦員に危険はなく、また衛星経由でアメリカから遠隔操作が可能であるため、操縦員は長い期間戦地に派遣されることもなく、任務を終えればそのまま自宅に帰ることも可能になる。

そこで、こうした無人機の操縦者は、人間を殺傷したという実感を持ちにくい一方、「いつミサイルを発射してもおかしくない状況」から、仕事が終われば「子どもと庭で遊ぶ」という平和な日常と、数時間内の時差で激しい戦場を行き来することになり。
これは、従来の軍事作戦では、有り得ない生活を送ることになる。
しかも操縦者の仕事としては、敵を殺傷する瞬間を、カラーTVカメラや赤外線カメラで鮮明に見る必要がある。

ストレスのカラクリは、まだ十分には説明できてないようだが、無人機のパイロットは実際にイラクに展開している兵士よりも、高い割合でPTSDを発症しているという報告は確かに公表されている。

「テロ戦争」は、「高度のテクノロジーを駆使でみる軍事国家vs手作り爆弾グループ」の、広い意味での「たがいのPTSDの相互依存現象」とも、みなせるのかもしれない。

*韓国の反日活動家と、日本のネトウヨ政治家・活動家の対立は、自己治療的相互依存関係ともいえるかもしれない。

テロリストやネトウヨ諸君の、認知症的短絡な精神的カラクリは、歴史的系譜もふくめて、色々な角度から、考える必要がるはずである。



絵師
絵師2016年01月03日 10:38 削除湾岸戦争での多国籍軍の、戦闘による死者は368名、負傷者数はアメリカ兵458名を含む、友軍砲火とかで、776名だった。
しかし2000年段階で、湾岸戦争に参加した軍人の約4分の1にあたる、18万3千人の復員軍人は、復員軍人省により、恒久的に参戦不能であると診断されており。
湾岸戦争時にアメリカ軍に従事した男女の30%は、原因が完全には判明していない、多数の重大な症候に悩まされ続けているとか。

かくして最近のアメリカ軍の無人機パイロットのPTSD症状から考えると、要はテロ戦争は、「ブラック企業同士の衝突」なわけで。

安倍政権は、「世界システム」のなかでの、多国籍企業にはない、戦争権を持つ国家機能を利用して、「国際情勢の変化」を理由に、「ワタシの国民」とかを引き連れて「一家」を構えて、オリンピック興業で盛り上げながら、武器輸出や原発安売りのテキヤ稼業に、乗り出したいわけなんだ。

*そういえば、安倍君の爺さんを、笹川良一、児玉誉士夫とならぶ、「日本のヤクザ」の代表に挙げた、アメリカの評論家がいたなあ。

血は争えないというか、田舎の村長・町長レベルもふくめて、現代政治家の多くが、そうしたファミリービジネスの流れにいるのは、偶然ではないのだね。

一方、グラットフェルダー 「世界をコントロールしているのは誰か?」によれば、 核となる36%の多国籍企業が 全ての多国籍企業の営業収益の95%を 占めていいるとかで。
全体の0.1%程度のアメリカとイギリスの 金融機関が、世界に43,000ほどある多国籍企業の価値の40%を、コントロールしているとしています。

ますます格差をひろげるこの「世界資本主義の世界システム」に、「テロ戦争」に代表される、暴力で秩序を与えようとする試みは、いまのところ「国家のブラック企業化」を推進するだけに見えます。

可能性として、今のところ、コトラーのいう、「多国籍企業の成長率の高さの利用」が、「閉塞状況」という弱点はあっても、「貧困や暴力からの解放」のカギなのでしょうか?



絵師
絵師2016年01月12日 21:39 削除多国籍企業とそれにコントロールされた国家の経済政策が、「持続する成長」ではなくて、世界的格差の拡大と、「テロ戦争と大量難民」をうむ状況をつくっているなら。
われわれには「ゼロ成長」という選択肢もあるわけで。

フランス革命以降、「国民皆兵」体制がうまれ、20世紀前半までの世界的な「徴兵ブーム」を流行させたものは、植民地獲得戦争への国民の熱狂であったわけで。

19世紀のヨーロッパにおけるナショナリズムの勃興を支えた軍国主義は、17世紀までの社会的にはアブレ者や囚人であった傭兵と士官の軍隊に代わって、「小児病的(infantiism)」と「歩兵(infantry)」の語源が同じといわれる「自由からの逃亡」者がになった、「徴兵ブーム」でした。

日本でも、日露戦争での50年前まで、武器を持たなかった庶民出身兵士の働きは、世界の軍事専門家の注目をあびたほどで。
しかしその結末が、日露戦争での戦争賠償金をめぐる不満から起きた、日比谷焼打ち事件で。

以後日本は、第一次・第二次世界大戦に向けて、世界最強の軍備を整えることに、邁進することになります。


経済成長という目標が、19~20世紀前半のような国家間紛争ではなく、「テロ戦争」という、しかも「ホームグロウン・テロリズム」という内戦化を招いている現状は、戦前の「軍国主義への回帰」では、解決しない問題でしょう。

  1. 2016/01/25(月) 20:23:45|
  2. 雑感
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カウンタ

プロフィール

元・学園長

Author: 元・学園長


ここを執筆する 元・学園長 ですが、還暦はとうにすぎているのに、最近、江戸 手描き友禅 の修行もはじめました。

ここの絵は、当時小学4年生の男の子が描いてくれた絵です。
下手な写真よりも、はるかに元・学園長の特徴をつかんだ、観察力と表現力なので、今でも大切にしています。

はじめての方は、引越しソバ代わりのおみやげもありますので、下記をご覧ください。
引越しのご挨拶

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