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あかつき 事件簿

学園長の 身辺報告や雑感を 週刊誌風にまとめたものです

0216今週のスクラップブック


都会の真ん中で、編集する全体に公開  2014年02月15日15:50 電車が止まって、街が孤立中(苦笑)

自転車も使えないから、街に入るヒトも、出るヒトも、雪中行軍装備で、歩くしかない。

通りは、人っ子一人、歩いてない。

うちは、歩いて5分のところに、冷蔵庫代わりのスーパーがあるから、酒と食糧は大丈夫なんだけど。

唯一の輸送機関に、衝突事故があって。
衝突そのものは、死者はなかったんだけど。
運輸安全委が事故調査に入るくらい、運行システムに問題がありそうなんで。

東横線だけなら、短い区間なんだけど、最近は、東武・東上線・副都心線までつないだ広域鉄道網になっていまったので。

細切れの毛細血管をつないで、いきなり大動脈にしてしまって。

メチャメチャ不便になったターミナル駅の、渋谷の動線設計から見ても、もともと計画に無理があるんではないか?とは思ってたけど。

原因究明しておいてもらわないと、大惨事が起きてからでは遅いから、復旧に時間がかかるのは仕方ないね。

それにしてもややこしい動線の新しい渋谷駅は、震災に直撃されたら、タワーリング・インフェルノだろうな。



************

今、6Fの西太后から、区役所のゴミ回収車が「来ないんだけど?」と、ご下問がありました。

なぜに、ワタシが聞かれなくればいけないのか?

神奈川の田舎では、帰宅難民に公共施設を解放したとか。

こうなると、もはや、立派な災害ですね。


しかも時間の経過とともに、かなりに比率で、背後に人災があることまで、浮彫になってくる(苦笑)

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イイネ!(1) アリス
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絵師
絵師2014年02月15日 20:57 削除
さっき試運転が1回通っただけで、また線路は沈黙しています。






葛飾応為を見て来ました。編集する全体に公開  2014年02月14日00:16

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北斎の三女ですが、親父が「美人画は、オレより上」というくらい、見事なセンスでした。

横に並んだ著名な浮世絵師が、存在感をなくすのですから、スゴイです。


ゴッホの人物や、光のあしらいに、共通するものがあって、迫力がありました。



左端が、今回見てきた絵。
真ん中は、4月か5月に、見れるかもの絵。
右端は、1月に展示が終わってて、しばらく見れない絵。


それにしては、彼女が描く男図の、チャチなこと(苦笑)

親父が親父だっただけに、彼女が「これ、と認める男」に恵まれなかったみたい。

彼女が描いた春画は、まだ見ていませんが、想像するだに、スゴイはず。

ワタシは♂なので、「♀にとっては、♂なんて、こんなもの」と見せられることが想像できるだけに、内心見たくない気もしてます。

時代を超え、洋の東西を超えて、♂♀を超えて、♀を描いてます。

この写真では、みえにくいですが、女の柔らかな媚態が、それぞれの年齢、個性に応じて、重い着物の下から浮かんで見えてくる、ものすごい筆力です。
.





60年前から音痴の女房が編集する全体に公開  2014年02月11日13:09 モーツアルトのレクレイムを唄うので、義理でこれから聞きに行ってきます。


130名の大合唱団の中の一人ですから、隣の上手なちゃんと歌えるヒトのお邪魔さえしなければ、良いだけであっかんべー

この合唱団は、区が公募して抽選なのですが、毎年かなりの数が応募して、去年は抽選に漏れたので、一昨年の「第九」以来です。


家族持ちを一人当選させると、周辺が客になるので、チケット代は区の持ち出し赤字の埋め合わせにはなるようです。


放置しておくとホームレスみたいな恰好でウロウロするワタシは、いつも女房の母親の西太后に叱られてますので、指定された衣装で、これから出かけます。

いわゆる市民参加の芸術祭は、指導者は大変ですが、市民には嬉しいイベントのようです。

安直ですが、田舎でもやってみますかね(笑)
税金の無駄遣いの、言い訳にはなりますよねあっかんべー


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絵師
絵師2014年02月11日 17:45 削除
客の97,8%が、高齢者。

合唱団も、かなり白髪が、居ました。

それでも、客席はほぼ満席で、日本は、老人大国であることを、まざまざと見せつけてました。

合唱団は、20回からの練習を重ねたそうで、丁寧には唄ってましたが、やはり年齢層が高いからなのか、声はいまいち迫力に欠けました。



絵師
絵師2014年02月14日 18:12 削除
やっぱり、80歳以上の婆さんたちは、声が出ないんだと。

で、男性群は、これまた高齢で声がでないので、後ろに並んでた明らかに若い黒髪数名は、偽装区民のバイトだったんだと。

そこまでして、高齢者にゴマすって、票が欲しいか、区長は!

これも、無人島に背の高い防潮堤つくるのと同じで、税金の無駄遣いでないのか?

やらせ・偽装「抽選」だとしたら、権力の乱用でしょ。


仙台市の市長選挙なんか、幼稚園への補助金がほしくて、現役市長に幼稚園は組織票をいれてるんだけど。
市長が、幼稚園に補助金を出すのは、市政のシステムとしてやっていることで、A候補は出して、B候補は出さないってことは無いはずなんだけど。

そうゆう市民の誤解を、正さない役所もおかしいわけで。

下は老人が歌いたい願望の実現から始まって、みんなの権力濫用を支援するのが、「美しい日本」の民主主義なんだわな。





予定していた編集する全体に公開  2014年02月08日11:45 自宅療養中の末期ガン患者の見舞いは、雪で中止。

しかしその集まる7名は、そのまま航路を変更して、夜に予定していた居酒屋に直行して、昼間から飲むのだそうですげっそり

みなさん、明日は我が身の生命に、命懸けでしがみついてる感じです。

だれか、予定より早く、死ななきゃ良いですがあっかんべー

昨日可愛くない田舎で役人たちから、
「町のために、後10年は、死なないでください」
と、言われたばかりなので、転んでも良いように、軽装で出かけますあっかんべー





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絵師
絵師2014年02月09日 09:04 削除
患者の自宅が、郊外の団地で。
最寄駅から、車で15分ぐらい。
娘に車でのピストン輸送を、頼まなくてはいけないわけで。

見舞い客は、われわれだけでないでしょうから。

自分の親が死ぬとき、無神経な見舞客に、随分と神経をスリへらしたので、どうしても単純い「どう?」と、顔出すのがためらわれます。

中には、患者の変貌に、怯えて逃げ出す見舞客までいることもあって。

医師だけでなく、見舞客にも、総合的なプライマリ・ケアの考






今朝の故郷の雪景色編集する全体に公開  2014年02月07日19:25


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港街なので、あまり雪は降らないところなのですが。

で、駅前のパン屋で、モーニングコーヒーを飲んだのですが。

ワタシの左右両脇のテーブルに陣取った、それぞれ3、4人のオバサンたちが、ペチャペチャと夢中になって囀ずるお喋りが、まったく、一言も!意味がつかめませんで、外国語か宇宙語のようでした。

そのときはショックで、考えつかず愕然としてたのですが。

今冷静になって考えると、あの言語は、町から船で1時間ほどの島のしゃべり言葉で。

津波被災で減ったとはいえ、まだ2千人が住む島は、やはり独特の生活文化を維持してます。

目にしている景色は、普通の田舎のパン屋とオバサンたちなのに。
その7、8人が、一斉に、しかも各自バラバラに、声高く囀ずる言語がまったく理解できない体験は、突然SFホラー映画の中に投げ込まれたようで、怖かったですげっそり




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イイネ!(1) アリス




自分が正しければ編集する全体に公開  2014年01月27日12:07 ■英独発言「全然問題ない」=安倍首相
(時事通信社 - 01月26日 21:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=2737979
自分の言葉が、世界を騒がせた事実は、シカトできる神経らしい。


短絡なネトウヨたちにチヤホヤされて、「孤立上等」「ご意見無用」は、暴走族。

祖父・岸信介、大叔父・佐藤栄作、父・安倍晋太郎の子孫である保守本流の正体は、思いがけず庶民派ですな。

ほめているんではなくて、これじゃあ賭博に狂ったどこぞの大会社の御曹司と同じだわってこと。

こうした権門勢家の子育ては使用人任せなので、上手くいく例が少ないってことの典型みたい。


これが、家柄で結婚しちゃった「家庭内野党アッキー」が、生まれる理由だわな。

国民を犠牲にしてまで親分アメリカにゴマスリながら、その意向戦略を無視して、チンピラのように、相手を見ないで、耐性なく「自分の信念」とかを言いたい放題することが保守本流の御曹司の正体なら。

どこぞの三流国の、暴れん坊の独裁者扱いされても、仕方ないんでないか?

この国益の損失は、生産性ない小島の領有権どころではなく、大きいなあ。

廻りの上手な挑発に、オツムのお弱いボンボンが足元見透かされて、手玉に取られている感じで、ガッカリしてしまう。





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イイネ!(2) となっ! マリオン


地元の文化事業なんですが、編集する全体に公開  2014年01月25日17:54 あるグループが考えていた文化施設の創設が、市長・副市長立ち合いのもとで、話が地権者と合意してていたところ。

国交省から、リノベーション事業として金が出たために、急遽、古い建物を再利用する話に変わったとのこと。

地の利からいって、元の話が合理的なので、いずれ仕切り直しになるのでしょうが。

一方で、中心部のシャッター街を活性化する道筋も考えなくてはいけいことも確かで。

津波に襲われた商店街を、再開発する事業も、進んでいることは事実なんですが。

その全体構想が、見えてこないわけで。


そうした再開発と観光化事業の先駆け事業に関わる身としては、どっちでも良かったとはいえ、市の構想そのものが教えられていないために、観光事業なのか?、文化事業なのか?の企画構想も、なかなか焦点が定まりません。

もともと何も考えないで、「旧公民館の内装を変えて美術館にして、観光客集客の目玉にしたい」という構想は、一見、辻褄が合いそうなのですが。
実際、関わってみると、「旧公民館の改装」と「美術館」と「観光客の集客」というのは、当然ながらすれ違うところがあって。

とりわけ担い手としての地方自治体は、「旧公民館の改装」と、その後の運営は、まあ極論すれば、「従来通り」やればいいのですから、できなくはないのですが。

「美術館」の運営と「観光客の集客」営業は、自治体は従来やったことがないわけで。

それをどう構想して、運営していくのかが、まったくわからないまま、旧公民館の改装工事だけは始まって。

もう何年の前から、「町作り構想」は、議論されているはずながら、その中身もしらされなく。

急に「文化事業・芸術事業」といわれても、赤字自治体に金があるわけではなく。

仮に張り切っても、市長が代われば、ハシゴをはずされる事例は、いくらでもあって。


かつて廻りから「文化果てる町」と揶揄された田舎町を、「美術文化の街」に変身させるのを、美術館一つ立てただけで、出来ると考える発想が、無邪気というか、能天気というか。

ましてそれが、「観光客の集客の目玉」といわれてしまうと、「うちはパンダでも、アンパンマンでもないよ」としか言えなくて。

各地に乱立するユルキャラも、そうした無責任な「都市戦略・町興し構想」の思惑が生み出した、死骸のようなもので。

「美しい日本」の津々浦々は、ユルキャラの死骸で埋まるのですかね?

津波被害からの再興の目玉が、観光であることは、まあ良いとして。

その「観光」の中身こそが、考え抜かれなければいけないはずなんだけど。


市長からも、役人からも、街の若い文化人たちからも、なにも、聞こえてこない(泣)

都会から出戻った老婆が、「シャンソン歌えるそうだ」といわれても。

まさか、一年中毎日シャンソンばかり、唄わせているわけにも、いかないでしょう(苦笑)





怪談小説家の伯父の本を出した編集する全体に公開  2014年01月23日19:54 出版社の社長から、伯父(杉村顕道・彩雨先生)について、取材を受けました。

そのなかで、伯父の想像力と絵描きだった親父の創造力の根源に話がおよんで。

特に伯父が、祖父が東京で建て、長男の大伯父が潰した脳病院(戦前の精神病院の総称)を、小説家の伯父が、田舎で再興し。
さらにわが一族に、霊感の強いモノが多いことから、一族が山形の出羽三山の麓の庄内藩中堅武士の出身であるために、山伏系シャーマンの流れにあるのではないかと聞かれて。

伯父の病院に一族の中で、入退院を繰り返したモノがいたことから、大した根拠もなく、漠然と「あり得る」と応えておきましたあっかんべー

*****

*以下は、普段考えたこともなかった切り口のインタヴューでの質問がきっかけになって、帰りの新幹線のなかで頭に浮かんだ、感慨というか、妄想です。


*以前、親父の絵が、幕末、考古学をたしなんだ祖母の父(犬飼甘古先生)の、発掘物記録絵に通底していることは、前にも報告しましたが。
(慶應大学図書館職員に鶴岡の庄内藩出身者が多かったことから、曾祖父の絵が慶應大図書館に残ったそうです。学生が本を借りにいくと、ナマリの強い鶴岡弁で応対されて、話がつたわらなかったとの伝説が図書館には残っているとか。ただ彼らは勉強家で、考古学にも造詣が深く、その縁で曾祖父の記録画が慶應大学図書館に残ったようです)

最近、祖母が嫁いだ日、祖母の弟が描いた、祖母の嫁入りの輿を見送るキツネの絵が、百数十年ぶりに鶴岡で発見されて、コピーが手元に届いています。
この絵を見ると、日常的にキツネが、祖母姉弟の元に訪れてたようで。
残された絵を見るかぎりでは、現代の家庭でノラ犬をかわいがる少女がいるように、野生のキツネが懐く少女という範囲で、特に祖母がキツネを操る呪術少女だったと考える痕跡はありませんが、当家とは何回か養子縁組をしている犬飼家は、庄内藩家老職の家柄で、主家酒井家とは深い絆があったようです。

*親父は、幼少期に犬養家に養子に出ていますが、毎朝のオメザに、当時高価なバナナとカステラと金平糖を要求して、養子先から短くして返されています。
老人になって、伯父と親父がケンカすると、ときに親父は「養子先を失敗したヤツ」と伯父になじられると、親父は言葉を失って。
これは親父の、最大の弱みだったようで、ワタシは親父とケンカしたときも、武士の情けで、このネタは使ったことがありません。

4男5女という子だくさんも、当時としては珍しくはなく、9番目(うちの親父)が難産だったので、祖母の父親(甘古先生)が祖父に、「子どもを作るのは、これで最後にしてくれ」と、頼んだという話は伝わっています。


状況をとらえて絵を描けるということもまた、目にみえないモノを表現する音楽とともに、呪術師のひとつの才能とされることは、世界共通の認識です。

日本油絵の嚆矢と言われる高橋由一は、祖父が仕えた内務官僚・三島通庸に重用されて、鶴岡県を始めとする各地の県令を歴任した三島が努力した土木工事を記録したことが知られています。


で、そのインタヴューとは別に、今回、たまたまワタシは、親父の絵の在庫確認作業をしてきまして。

一枚一枚、大小130枚ほどの絵をチェックしたのですが。
正直その作業は、親父の遺体との格闘で、死んで十数年して、親父の体臭や汗や肉体や眼差しが、ワタシの中に生々しく甦る体験をしたばかりで。

王権の交代の際、先帝の霊力を受け継ぐために、新王は先帝の遺骸と数日間寝食を共にする儀式は、世界中で見られるパターンなのですが。

こうしたパターンは、昔からの師子相伝の芸能(学問もふくむ)伝承にもあることでして。

いずれにせよ、長寿をまっとして終生創作活動を続けた伯父と親父の執念の塊は、ヒトの創造力の計り知れないエネルギーを見せつけていると思います。

*実はあるとき親父の絵の展覧会で、目が見えない方が来たので、会場監視員の目を盗んで、ワタシは絵を指で撫でてもらって。
「絵が身体で解った!」
と喜んでもらったことがあって。

親父の絵は、目で見てもらう以外に、両手で抱えあげてもらうと。
ほとんど94歳で亡くなる1ヶ月前まで描いていた50号(ハガキ50枚の面積)のの油絵の重みには、どれほど体力と執念が込められていたかが、身体で解ってもらえるのかもしれないと考えたほどでした。

要は、ほとんど94歳の、1か月先には枯れ木が倒れるように亡くなっていく老人の身体に宿る執念というのは、なんだったのか?という問題なのですが。


*話が飛躍しますが、呪術師シャーマンとか芸術とかいうのは、直感や五感という肉体を使って、世界や宇宙を理解しようとする営みなのでしょう。

科学も、ある意味では、そうした営みの、ひとつの究極なわけですから。

医者や政治家では、絵が好きというだけでなく、自分でも絵を描く人が、結構います。

*面白いことに、東京の脳病院を潰した大伯父は、祖父の存命中は警視庁に勤めますが、祖父の死後、病院を継ぎながら、友人を集めてカルタ三昧にふける高等遊民だったそうで、その結果病院を潰したわけです。
ところがその大伯父の独り息子、つまり怪談小説家と洋画家兄弟の甥っ子は、現代日本を代表する医学者になって、若くして文化勲章をもらっています。

つまり怪談小説家の伯父、洋画家だった親父、現代科学者の日本代表である甥に共通している精神的指向性は、それぞれ手法は違いながら、物事の本質に迫ろうとする志向性の強さではなかったでしょうか。


明治時代末、警察官僚を退いて脳病院を創設した祖父は、当時日清日露戦争による戦争神経症にかかった兵士が増加して、戦前の脳病院は警察の管轄であったこともあって、建物620坪・24棟87室・収容定員223名の脳病院経営に転身したわけで。
祖父は、その後の近代日本が2つの世界戦争に巻き込まれていく、時代の本質を見抜いていたと思えます。

とはいえ、祖父が残した若い時期の仕事についての短い思い出記録の小冊子(「懐古録」)を読む限り、特に哲学的な思索はうかがえず、ノンビリした老人の思い出話に終始していますが、伯父や親父からの思い出話では、「いつも遠くにいて、怖い人だった」といってます。

これは警察官僚上がりで、大きな病院を経営し、当時の奇怪で気違いじみた精神科医も含めて、多くの使用人を指揮していたのですから、女中や書生たちに交じりこんでいた末の8番目9番目の子ども心には、そう見えたのでしょう。
残された若き日の手柄話の語り口からは、祖父の有能で行動的な側面はうかがえても、特に感性が鋭かったとも思えず、まして狷介な人物だったという兆証は見えません。

で、その病院を潰した大伯父は、祖父の事業の無常さを見ていたのかも。
親父の話では、病院の全盛期、姉たちには毎日のように、三越から人力車でお誂えの着物が届いたとかで。
没落期に学生時代を迎えた末子の親父や2歳年上の伯父と違って、姉たちは旧大名家とかに嫁いでいます。

大伯母に当たる長女は、三島通庸が開いた山形・仙台間の関山街道の終結点・仙台の地方銀行の重役に嫁ぎ、103歳で亡くなるまで、多趣味で達者な人生を全うします。
三島通庸は、住民の反対を押し切って、強引に土木工事を進める手法から「土木県令「鬼県令」とよばれたそうですが。
1876年米沢~福島に萬世大路(万世大路)こと栗子街道を、1882年には山形~仙台に関山街道を完成させて、この両道は、馬車が通行可能な規格で作られたとかで。
こうして山形県の産物が陸路で福島や仙台に出て、ついで奥州街道や鉄道による東京への輸送路が確立した結果、県経済は活況を呈したといわれています。
*旧関山トンネルに現れる死者の心霊現象については、当家では特になにも伝承はありません。
うちの一族には、心霊が見えるヒトは多いですが、一族の心霊が出てくるときは、ワタシが知る限りでは、彼らは静かに登場して、ワタシなどはいつも機嫌良く挨拶を交わすのが常です。

しかし大伯母は、その何不自由ない生活のなかで、その長女が狂い死し、その長男は奇怪な人生を送って、われわれとは連絡を絶っていますが、遠く地元を離れた地方大学で、世間離れした東洋哲学を講じて活躍しています。

ですからわが一族は、ヒトに見えないモノを見ようとする、この本質に迫ろうとする一族の志向性が、時に精神を危うくする機縁をともなうことを、実はひそかに恐れている節が随所に覗いていて、怪談小説家の伯父にも親父にも、修行僧を思わせるストイックさがありました。

*この本質に迫る志向性は、祖母の父親(甘古先生が絵も描く学者の家系であったため、その祖母系の志向性なのかもしれません。
そして、そうした感性を育てた風土は、地域ぐるみで、生活文化そのものが、総じて修験道的論理と雰囲気にくるみこまれた、出羽三山の麓という環境ではなかったでしょうか。
伯父や親父のストイックさは、在家山伏のストイックさに通じるものを感じます

*で、お袋が急死したとき、親父の最初のセリフは、
「あいつは、ワタシが殺した。
1か月でワタシは、気が違って死ぬ」
でした。
当時これを聞いたワタシは、確かに親父が晩節を汚す話をお袋を巻き込み、その心労で彼女が心臓を痛め、急死につながったことは確かなのですが。
それにしても、「大げさな表現だなあ」と聞き流していたのですが。

ほとんど母親代わりだった長姉の長女が狂死しているのですから、親父は狂死した従妹とは兄妹に近い感覚をもっていたようで、親父は自分に狂死の可能性があることを、おそれていたかもしれません。

この親父のセリフを、世間では親父の自責の念と糟糠の妻への深い愛情とらえていますが、ワタシはちょっと違って。
確かに親父は、1週間は、仏壇の前で手を合わせて泣いていましたが。
それは「自分の狂死」への怯えだったろうと、ワタシは思ってます。
現にお袋が亡くなって1週間後、ニコニコして彼は「友達はみな再婚しているから、ワタシも再婚したい」と言い出して、ワタシに「オイオイ」と思わせたヒトですから。
臆病で優柔不断で、決して悪人ではないですが、ジコチューの塊の、無邪気なヒトでした。

しかしまあ、狂い死ぬのは、隔世遺伝の順番からいうと、親父ではなくて、ワタシのはずなんですが(苦笑)
なんであれ、脳病院で思春期を過ごした怪談小説家の伯父と親父は、かなり悲惨な例を見知っていたようで、ほとんどわれわれには語りませんでしたが、まともな治療法がなかった当時の精神病を、人格が崩壊する「死の病」として、怖がっていたことは確かなようです。
なお伯父は、山形市で仏門の得度して在家出家しているので、本名・顕に「道」をつけていますが、その理由については、苦労をかけて若くして亡くした先妻と祖先の供養といってますが。
伯父自身が霊視能力があるので、こうした能力がときとして危険なことを、伯父は仏門にはいることで、防いでいたのかもしれません。

で、実際、伯父によって再興された精神病院は、だれいうとなく「一族のため」という冗談がささやかれ、実際大伯母の長女がこの病院には長い期間入退院を繰り返しました。
祖父から数えて、曾孫に当たる世代に、霊視を仕事にする者がうまれていますが。
彼は、現存一族のなかでは、もっともあの世に近い人物として、取り扱われています。

霊視といえば、仙台の古い商家の末娘だったうちのお袋も、霊視というより直観力が鋭いヒトで。
名前を聞いただけで、その人がどこに住んでいるのかを当てて、訪ねていったり。
30年以上前に近所に住んでいた人を、銀座の交差点ですれ違いざまに見つけて引き止めて、相手を驚愕させるといった、離れ業を持ったヒトでした。

折口信夫の「妹の力」ではないですが、こうした霊力をみせる女性は、我が一族だけに集中しているわけでもないでしょうから。

普通にウロウロしているとまではいいませんが、田舎では時々いるタイプなのではないでしょうか。

あるネイティブ・アメリカンの部族で、夜驚症の子どもへの診断が、その部族の占い師の老婆と、世界的に著名な家族療法家の原因診断が、まったく同じだったという話があって。

たまたまとはいえ、手段方法は違っても、本質を見抜く目は、同じ結論を導き出すようです。

ところで、幕末から明治にかけて、日本各地には、教派十四派に代表される新興神道が勃興し、国民精神を国家神道に統一したい明治国家の弾圧を受けるのですが。
これは当時の行き詰った幕藩体制にくすぶった日本に、物事の本質に迫ろうという精神的な個性や風土が、各地で勃興していたことを示しているのでしょう。

地域分権化してた戦国時代を、織田信長がひとつの武力権威で統一しようとした際に、多くの宗教組織が血祭りにあがっています。
富士講などは、幕府統治の矛盾をつく形で信仰のすそ野を広げており、幕末のそうした精神活動の勃興のなかで、片や明治国家が目指す国家神道を軸に、激しい宗教的な攻防があったのが、幕末から明治維新にかけての、日本の精神的風潮にはあったように思います。

ですから、熊野三山(西国二十四ヶ国総鎮守)・英彦山(九州九ヶ国総鎮守)とともに「日本三大修験山」とされ、「東国三十三ヶ国総鎮守」といわれた出羽三山も、明治の初め、激しい廃仏毀釈が行われています。

賊軍庄内藩の中堅武士の出で、県令として鶴岡県に赴任した内務官僚・三島通庸(最後の職は警視総監)に、鶴岡に激しい廃仏毀釈が進行する時代に仕えて世に出た祖父は、四男五女にめぐまれ(親父は9番目の末子)、それぞれが数奇な運命ながら、それぞれの独特の創造性発揮して、個性を全うしています。

*なお、長女が狂死した大伯母は、103歳の長寿で亡くなるのですが、確か日本聖公会のキリスト教徒で、東京の病院を潰した大伯父の妻や娘たちもキリスト教徒で。
当時の中堅官僚層の婦女子に広がったキリスト教の受容という問題は、生活レベルでの西洋文化の受容のパターンだけでなく、家や社会の桎梏に縛られた女性たちの自我の発露の角度からも、調べてべておく価値がありそうなテーマです。



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イイネ!(1) アリス




新興宗教の勧誘か?編集する全体に公開  2014年01月22日14:33 振り込め詐欺の、新しい市場調査か?

田舎の昼間のバス内で、やたらヒト懐っこく明るい青年と外人の2人組の若い男が、70過ぎた老人に話しかけて。
老人が買い物してきた野菜を、分けてくれとか、家族は一緒に住んでいるのか?とか、「年には見えない」とか、怪しい振る舞いをしてました。

ワタシにまで、外人は、「どこまで行くのか?」と話しかけてきて。
言っても、バス停の名前など、市内の人間でも知らないのに、まして外人にわかるはずはないわけでわーい(嬉しい顔)

不良外人が警察署4階から逃げ出せるような(だから狙われたとも言えるでしょうが)、のどかな地方都市でも、老人がぼんやりバスにも乗ってられない時代になってます。

市長が、道路の整備もしないままパンダ誘致したがったり、知事が原発廃棄物処分場を誘致したりする、妙に欲ボケした土地柄ですから、いろいろな連中から、急になにかとナメラレはじめたのかと、気になってきました。

「美しい国」構想の地方版は、田舎の素朴な人情を凍えるさせ、怯えさせないかと心配するのは、もう老人の時代錯誤なのかしら?





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絵師
絵師2014年01月23日 19:09 削除
↑の体験を、地元の出版社の社長に話したら。
地元自治体は、老人相手の詐欺商法や新興宗教に、公共施設が使われることに、警戒を強くしているとか。
しかしワタシが知る限り、10年以上前から、タダの麦茶かなんかで釣って、老人相手の無料健康相談が、田舎の公共施設を占拠してましたけど。

ワタシなど、たまたま施設の様子を見たくて、普段は行くこともないホールをのぞいて、出くわしているわけで。

まあ、かなり犠牲者が出てからの、対策とはいえ、やらないよりは、良いでしょう。




去年の年末編集する全体に公開  2014年01月21日19:08 指定廃棄物処分 3候補地を提示
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2730333
安倍さんちの「家庭内野党アッキー」が、松島を視察して、無人島に作る計画だった背の高い堤防について、党の環境部会で報告してますが。

そのとき、旦那も一緒に来たが、彼は松島には行かずに、別行動だったと、今日地元に来て、知らされました。

旦那の行動については、今、外なので、確認とれてませんが。

もしマスゴミに、箝口令が出ていたのでしたら、安倍さんちは、政治を家庭劇に矮小化する、姑息な手を、使いだしたことになりますね。

もともと高い堤防計画は、国土交通省の計画を丸呑みした、村井知事の案だったはず。


どっちが金になるか、村井は天秤にかけてるのかな?

一時は自動車産業の誘致に熱を上げていた村井知事は、今度は国の金頼みに宗旨を変えたようで、宮城県は沖縄なみの混乱に、巻き込まれそうです。




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イイネ!(1) マーマ・ミュー

業務上過失傷害ってことは、編集する全体に公開  2014年01月18日22:12 弾がシカ貫通 頭に当たり重傷
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2728226

仕事として、撃っていると考えるのかな? 

とすると、鹿の頭を撃ちぬいてない段階で、マズくないかな?

火薬の量は、どうだったんだろ?

まして鹿の向こう側に、ヒトがいるのを確かめてないということは、仲間内の人間関係も、チェックした方がよいかもしれない。



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FYQ
FYQ2014年01月18日 22:16 削除
ニュースから失礼
業務上過失傷害や致死の業務上とは反復して行われる行為に対してになりますよ
一般的には自転車で事故を起こした場合にすら適用されます
単純過失より重い扱いですね
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絵師
絵師2014年01月18日 22:46 削除
> FYQさん 
富士山では、富士宮鳥獣被害防止協議会が、去年12月24日付けで、「誘引捕獲」の実施にともなう、静岡県の地元関係機関への警告を出してます。

東京に住むワタシどもにまで、富士山山麓に「出入りしそうなヒト」ということで、警告は届いています。

北海道の鹿被害対策の実施事情はしりませんが。

まあこの時期ですから、北海道でも、「業務」として、実施していると想像しますが。

それにしては、お粗末ですね。

記事が短いので、背景の事情がみえませんが、事故はひとつの原因では、起きないというのが、まあ常識ですけどね



綱紀を引き締めたいとはいえ編集する全体に公開  2014年01月18日13:13 ■署から逃走容疑のドイツ人が初公判 仙台地裁は厳重警備
(朝日新聞デジタル - 01月17日 21:56)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=2727427

テロリストじゃあるまいし、子どもが教室から逃げましたような話で。
大袈裟な警備をするのは、よほど自信がないのかなあ。

やりすぎると、大使館か領事館から、苦情が出ちゃうかも。

テーマ:ひとりごとのようなもの - ジャンル:日記

  1. 2014/02/16(日) 19:04:03|
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ここを執筆する 元・学園長 ですが、還暦はとうにすぎているのに、最近、江戸 手描き友禅 の修行もはじめました。

ここの絵は、当時小学4年生の男の子が描いてくれた絵です。
下手な写真よりも、はるかに元・学園長の特徴をつかんだ、観察力と表現力なので、今でも大切にしています。

はじめての方は、引越しソバ代わりのおみやげもありますので、下記をご覧ください。
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