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あかつき 事件簿

学園長の 身辺報告や雑感を 週刊誌風にまとめたものです

今週のスクラップ・ブック  10/27

少々、忙しくしてます
理由は、11月、12月の親父の展示会準備とか、自分の仕事とか、風邪とかです。

新聞やTVで見る限り、自民党は、あいかわらずノーテンキですね。
一方、野党も、イマイチです。

旧・田中角栄の派閥の流れをくむ経世会の利権と票田だった郵政省解体に、執念を燃やした小泉元首相の郵政民営化闘争のように、小選挙区では争点の単純化が有効です。

そこで小選挙区制では、政党のイデオロギー化が先鋭化するそうですが、それもあってか、森元首相以下、文教族が日教組批判を口にしています。
森下元首相以下文教族と、安倍・麻生・中川昭一たちは、派閥は違いながら、世襲・勝ち組政治家特有の右翼的歴史認識と外交思想ですから、仲間内では気勢があげやすいのでしょう。

しかし、冷戦構造がすでに終わっています。
今ごろ「道徳教育」とか言い出されても、中山前大臣の狂騒ぶりと同じレベルの、「自民党の老人ボケした腐臭」にしか聞こえません。

裏返せば、地位協定に代表される、アメリカの核支配下にある日本の現実への、保守系政治家たちの屈折したウップンなのかもしれませんけど。

一方、「戦後」の安定を、イデオロギー問題をアイマイにする中選挙区で支えてきた自民党が、小泉改革で、土木・建設業界や農協組織や郵政業界といった、従来の支持基盤を失ったことで、その中核理念をいよいよ妄想化させてきた現象とも見えてきます。

ネット・ニュースへの反応とかでは、こうした文教族の気勢は、ネット・右翼には人気があるようで、結構、翼賛のカキコミが、たくさんありました。
しかし暴走族の落書きのような、現実生活から解離したカキコミを「世論」と受け取るようでは、自民党は選挙戦略を間違えるでしょう。

今、
野中尚人氏の『自民党政治の終わり』(ちくま新書)を、読みかけてます。
新書版ながら、小選挙区を導入した小沢一郎と、それを活用した小泉純一郎という、2人の異端児が果たした、自民党内での役割が、良く見えてくる力作です。
新聞記者やニュース解説者の手前勝手な印象論ではない、政治学者の著作なので、概念の捉え方も論理構成も信頼できる内容で、タイミングの上からも、今の政治の流れの大きな枠組を捉える上では、時宜を得た本です。

それにしても、先代の地盤を使って、20歳代・30歳代から選挙に出る2世3世議員が、一人前になるための20年の経験を差し引けば、50歳代から打って出る政治家よりも、圧倒的に有利なのは解りますが、一方、人材が枯渇しつつあるようにも、見えるのですが。

で、小沢や小泉のような偏狭な信念もなく、「天命」とかって卑猥な自己愛妄想のままに、良い気分で夜毎「首相ゴッコ」にふけっている麻生君は、このままだと、解散もできないまま、安倍・福田に続いて、「野垂れ死に3代目」の声もチラチラ聞こえはじめてるのも、こうした時代の流れなのかもしれません。

子育てのファッション化
都内某有名私立小学校の3年生の男の子の、イジメラレをきっかけにした心身症症状の、不登校のハシリ段階での相談が、急に舞い込んできました。

めぐまれた環境での、美しい母子のひ弱さもたしかにありますが、学校側のルーチン・ワーク化した不登校への観念論的対応にも、驚きました。
イジメが、単純な子ども同士の「力と力」のぶつかりあいなら、不登校までには発展しないでしょう。
公立ならイザしらず、私立小学校で、ここまで子どもの実際を見ないままの、「みなさん良い子」観が、堂々と通用している実態は、あらためて現場での教育思想の空洞化でしょう。

そこにからむ、大人たちの、「みんな仲良く」とか、「上品であるには」とかいう、奇妙に固定化した観念というか「奇怪なファッション観」は、どこから育ったのでしょうか?

少子化というのは、いろいろな問題を広げていますが、一番の問題は、「誰の子どもたちか」という権威主義に守られたハイソな若い家族の、人間関係力のパワー不足です。
そこには、親側も教師側も、観察力から、交渉力から、抵抗力から、すべてが希薄になっていることを感じます。
モンスター・ペアレントの、被害者意識・感情爆発型の反応は、ある意味で、閉塞した環境への、原始的な反応ともいえます。
これは、文明としては「成長期を終えた衰退期」、生命としては「種としての絶滅過程」の兆候が、嗅ぎ取れる要素です。

パクスローマ時代や、ヴィクトリヤ時代といった、それぞれの文明の爛熟期の子育ては、大人の観念論が優先して、「子どもへのミニ大人視」が先行し、実際の子どもの実態は、「大人の都合優先、子育ての他人まかせ、子ども時代の無視」が、流行したそうです。

文教族の道徳論にも、短絡な老人性のワガママを感じます。
文明や社会の健康度は、子育てに、一番、現われやすいようです。

で、これでは世襲政治家が、すぐに政権を「投げ出す」のも、当然でしょうね。
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  1. 2008/10/27(月) 00:00:00|
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今週のスクラップ・ブック 10/19

国連の
自由権規約委員会が、日本政府の規約遵守ぶりを審査するそうです。

焦点は、10年前に「廃止に向けた措置」を求められたのに、執行が急増している死刑について、「非難が集中」するだろうとの予想です。

今回の審査に先立ち、2006年12月、政府は、「自国政策の適正さ」を説明する報告書を出しているそうですが、これを踏まえ、委員会は今年5月、「死刑のきわめて限定的適用という規約上の義務をどう考えているのか」「政府から独立した人権機関の有無」「婚姻最低年齢(男子18、女子16)の男女差別改正は検討したか}など、29項目の質問を、委員会は日本政府に送付ずみとのこと。

死刑以外では、
1婚外子の遺産相続などで差別されている民法の規定
2従軍慰安婦への補償
3人種的憎悪をあおる行為に制裁がないこと
4女性の再婚禁止期間(6か月)
なども、規約違反とされる可能性があるみたいです。

ところで
このニュースは、検索しても、なぜかネット・ニュースは取り上げてません。

人種差別的な悪質カキコミを放置しているmixiや、人権侵害アンケートを放置しているYahooニュースとかは、都合悪いでしょうしね(苦笑)

「統一民族幻想」に酔っている、時代錯誤の政治家なんかは、政治家辞めてもらって、よいですけどね。

企業内のパワハラ、セクハラは当然として、ネット・イジメや教師の体罰なども、立派な人権侵害ですから、学校や教育委員会があてにならない以上、「政府から独立した人権機関」が必要ですね。

*以上のカキコミを載せたmixiでは、何人からの方から、「政府から独立した人権機関」をつくっても、その人選が問題だという意見が寄せられました。
社会保険庁、国土交通省など、多くの役所の腐敗構造は、役所への国民の信頼が、地に落ちていることをうかがわせます。

数日後
著作権問題でワタシにケチをつけられた田舎新聞ですが、この件については、続報を載せてました(苦笑)

河北新報(仙台市中心のローカル紙です) 10月17日付け夕刊

以下全文

**********
<死刑、代用監獄に批判続出>
【ジュネーブ17日共同】国連のB規約(市民的および政治的権利)人権委員会による対日審査が15,16の両日、ジューネーブの国連欧州本部で行われ、法律専門家など有識者18人の委員かたが、日本の死刑制度や代用監獄制度の廃止を求めるなど厳しい意見や質問が相次いだ。同委員会による対日審査は10年ぶり。日本政府は原稿制度を維持する型通りの答弁に終始した。
**********
以上です。

太平洋戦争時代から、「世界の大勢に従って」というのが、開戦時も、敗戦の天皇の詔勅にも出てくる、日本政府の公式見解の口癖ですが、最後は「ウチはウチ」という官僚的な手前勝手・解釈で、結局、「国際的な孤立の道」を歩むクセは、まだ抜けてませんね。

もちろん、先進諸国がこぞって採用したネオリベラリズム政策のように、「国際的な大勢」が必ず正しいという理由は無いですが、それなら太平洋戦争に日本が踏み出した動機が、「人類普遍の原理に基づいたものであった」との理屈と信念を披瀝したA級戦犯は、政治家でも軍人でも誰もいなかったわけです。

今回もまた、こうした国際的批判を前にして、日本政府は、日本国憲法がいう「人類普遍の原理」としての「戦争放棄」なみに、強い「普遍の原理」として「現行制の維持」を主張しているとは思えません。

こうした「状況追従」「現状維持」を墨守し汲々とする日本政府の、国家原理としての理想追求の理念を放棄した態度や、そうした事態すら報道しないマスコミは、外国からは「奇異」に映るでしょうね。

ところで、国際人権規約に入ると、政府には人権を守るいろいろな義務が生じるとともに、5年に一度「わが国ではこんな風に人権を守っています」と報告する義務を負うのだそうです。
しかし、これだけでは、政府は自分に都合が良いことだけを報告することになる。

そこで、人権侵害された個人の側から、通報する権利を認めようというのが「個人通報権」が、「選択議定書」であるのですが、日本はこれに入っていない。

どこか、および腰というか、「国際化」の掛け声がメゲていく話です。

で、ここにいたって、
mixiが、関係記事を載せました。
>死刑制度に不満相次ぐ=国連委の対日人権審査で(時事通信社 - 10月17日 09:01)
しかしこれに対するカキコミは、かなりの数が、「復讐・報復主義」をベースとする「内省干渉けしからん」で、日露戦争長後の日比谷焼き討ち事件みたいな情動カキコミでした。

実際、世界中の施設収容者900万人のうち、ほぼ4分の1の230万人が収容されているアメルカでは、監獄の民営化が進行し、日本でも、構造改革特別区域では、刑務所の民営化が始まっています。
一方、増え続ける犯罪を前に、裁判員制度もスタート間近です。

こうした現実を前に、「世界の大勢」としては、死刑どころか、監獄という施設すら、「秩序保持」への有効性に疑問がもたれはじめています。
つまり、社会秩序の維持回復に、「和解と回復による正義の実現」を提唱する思想です。
簡単に言えば、「刑法よりも補償法、復讐よりも賠償を」、という訴えです。

南アフリカで、反白人運動の群集に娘を殺害されながら、犯人と和解したビール夫妻の話は、人種差別紛争の激化のなかでうまれた、ひとつの知恵を示していますアンジェラ・デイヴィス『監獄ビジネス』(岩波書店)。

こうした「世界の大勢」を前に、「統一民族」幻想にまどろむ政治家が、文部大臣や総理大臣になる日本では、国民世論に人権意識を広げる教育など、当面望めないのでしょうかね?

こうした中で
おもに女性や子どもの人身売買や不当労働などをあつかう、警察庁の匿名通報システムの去年の成果が、ニュースになりました。
><匿名通報ダイヤル>1年間で23人逮捕・書類送検(毎日新聞 - 10月16日 10:31)
「1年間で児童2人保護」だそうですが、発足1年にしてこの成果は、「多い」のか「少ない」のか?

宣伝がたりないことも、事実のようです。

*フリーダイヤルで0120・924・839
警察庁の匿名通報ダイヤルのHP
受付時間は、月~金 の09:30~18:15
メールなどによる通報は、確認できないために不可です。

それにしても、捜査の都合もあって、途中経過は公表されません。

今回のレポートでも、賞金をもらえる方が3名いるそうですが、名乗りも挙がってないということは、通報者と結果との連携が上手くいっていないのかもしれません。

HPを見ると、受付番号を入力することで、「通報情報の確認」として「通報された情報の現在の状況」というのが見れるようですが、「匿名通報」である以上、通報者がアクセスしてこない限り、通報が賞金につながったかどうかは、解らないわけです。

実際、通報された情報は、所轄の警察に連絡されて、捜査されるようですが、いくつかのモデル・ケースでも使って解説されないと、いろいろなケースがあるはずで、中が見えにくいことも確かです。

まあ、通報者は、事態を把握しているから通報しているわけで、事態が改善すれば、それで「良い」という方もいるでしょう。

今後、いろいろ模索しなければいけない、システムかもしれません。

ついでに
で、この番号を、全国の教育委員会は、すべての子どもたちに教えているのでしょうか?
警官も知らないのでないかい?

「人権意識」の教育のきっかけとして、こうしたシステムの宣伝は、きわめて有効だと思うわけです。

実際に当事者から聞こえてくる話は、本人が訴えても、関係機関のセクト主義や形式主義とかで、本人の訴えが聞きいれてもらえなかったケースだけです。

気がつけば、事態は明らかな場合ですらそうですから、まして被害者の年齢が幼い場合は、もっと外からは、見えにくいです。

通報から立件・保護ができたケース、抑止力になったケース、保護できなかったケース、単なる噂や妄想や中傷にすぎなかったケースなどなど、もっと詳しい分析のレポートが必要です。

実は携帯電話も、「子どもに持たせるな」という意見も多いですが、怪しい痴漢や教師の動きを、まわりの子どもが、携帯のカメラで写メしちゃう防衛策もあるわけです。

こうした訓練をガッコでやってくれると、また別なイタズラに使われて、嫌われ教師とかに、冤罪が激増するかもだけどね(笑)

しかし大人になっても、当事者に被害者意識がないために、それをうまく利用するケースも、「振り込め詐欺」なみに良く見かけます。

実際にどこまでこのシステムが有効なのかは、課題はありますが、万全のシステムはないわけで、相互に補完しあうしかないでしょう。

なお、
この記事への事情通の方のmixiカキコミでは、通報は1万件以上あるけど、結果が、この記事のようになっているとのと。

予算不足であろうと、配置員数の不足であろうと、隠蔽もふくめて、要はむこうの都合なので、おかしなものは、このシステムを使って「どんどん通報」しか、われわれ市民ができることは、ないですな。

通報しても、動いてくれなければ、そこを検証しなければいけないわけで。

しかし事態がハッキリしてからでさえ、関係機関の動きが、どうも遅いのも実感なわけで。

一方
日本人の人権意識が、「仲間意識」で支えられている典型的な例が、ありました。
>富松審議監を起訴休職処分=小矢教育長らを減給-大分県教委(時事通信社 - 10月14日 18:11)
富松審議監が、事情聴取に応じないことが原因と説明されていますが、互いを「先生」と呼び合う教育委員会内の、いろいろ喋られても困る事情が優先した、「人権」擁護なんでしょうかね?

この恥じを恥じとも意識できない「仲間内の論理」こそ、「統一民族共同体幻想」の構造なんですね。

*最近、30歳という田舎公安課の刑事部長と、たまたま酒を飲む機会があったのですが、彼は歴史的認識を通じて、日本人の社会悪や犯罪を考えていました。
どうやら「公安」の思想が、警察権力の中枢的思想みたいです。

その意味では、人権問題が、「第2の黒船」になってくれる期待を、漠然と感じてます。



  1. 2008/10/20(月) 14:00:00|
  2. 今週のスクラップ
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今週のスクラップ・ブック 10/12

アメリカでも
ネットでのイジメが深刻になっているそうです。
> ネットいじめが日常化する米国のティーンエージャー UCLA調査 2008年10月07日12:44
この問題は、学校でのイジメと同じで、ネットにふれている限りつきまとう事象みたいです。

自我の基盤が浅く、社会観がせまいと子どもの場合、ネットからの攻撃や暴言が、ストレートに心に響いて、心身症的反応がおきるのも、当然です。

ただこれを、「悪書追放」のPTA的発想で、ナイフを使った事件が起きれば、ナイフ取締り。
携帯電話を使った事件が起きれば、携帯禁止 という大人の発想では、事態が潜在化するだけで、根本的な対応策には、ならないでしょう。

2ちゃんねるやmixiでの暴言カキコミをみていると、自分自身の「感情暴走・ウンプン晴らし」で、論理は支離滅裂です。

ネットが、そうした感情表明を、不特定多数に発信できる「大衆娯楽システム」として使われていることは、間違いないことですが、だからといって、一旦できたシステムの利便性を、捨てることも、むずかしいわけです。

****

最近、すでに良い大人らしいネットでの暴言カキコミに出会うと、「街頭の泥酔したヒトの放言」を連想して、ウンザリしています。
多くの方はそうした発言は、見ても「スルー」するので、カキコミ結果は、そうした暴言だけが並ぶことになります。
そうした傾向を、「世論」として掬いあげて使うのが、マスコミやチンピラ政治家みたいで、ますますウンザリしてます。
これは企業や組織・団体のなかでも同じようなもので、冒険主義的、元気の発言をするやつが、出世しがちです。

代表が、近代日本の70年目の節目の挫折だった、空元気の冒険主義がもたらした太平洋戦争です。

しかしこうした発言は、せいぜい、机の脚に、足をぶつけて、「机が悪い!」と、机を蹴飛ばしているみたいなものです。
この現象は、ふるくから論理的には、動物的論理と呼ばれて、思考回路が、原因と結果を混乱する、人間以下の状態におちている状態と、言われています。

しかしこうした傾向への
歯止めモラルは、特にネット社会では、「報復を恐れ」て、進展していないようです。

またmixiニュースをみてても、一流新聞社の名前を出し、記者(新聞記事をネタに、書き直すライターみたいですが)の個人名まで出しながら、故意に舌足らずにして世間を扇情する「釣り」しているのか、もともと思考回路がこのレベルまで劣化しているかのようです。
たとえば麻生新首相の評判記でも、「マンガが好き」とか「毛並みが良い」から「国民的人気」といったレベルで、読者の動物的反応を扇情している、どこかの新興宗教みたいなニュース論理を、よく見かけます。

マスコミの体質劣化も、こうしたネット情報の情動性に、大きな影響があるでしょう。

橋下大阪府知事の、情動的扇動が問題になったように、納豆騒動やバナナ騒動みたいに、「金にさえなれば良いとする事故米マフィア」のように、視聴率稼ぎに走るマスコミやタレントの「モラルのユルキャラぶり」は、ひとつの要因です。

で、こうした情動的反応をする
ワイドショー親衛隊やネット・ニュース読者には、痴漢に似た「人格の解離」が起きているように感じます。

通り魔犯罪の実行犯やその犯罪予告の青少年や老人たちは、「注目された」という動機がおおきいという報告がありました。

で、ネットで他人を傷つける暴言を、平気で書き飛ばす心の構造を考えると、たとえば、「虐待される無力な自分」と「加害者の自分」とのスプリティング(自己の分割)を起こし、自分を虐待した「強い加害者」を無意識に理想化して、加害者となることで「強い自分=主体性」を取り戻そうとする一方、被害者に虐待された「弱い自分」を重ね合わせて、「痛みの共有」という、「一方的かつ主観的な共感」に浸り、これにより「慰め」を得ようとしている現象がおきていると思われます。

これは「投影同一視」と呼ばれる現象です。

幼児姦や近親姦の被害者が、自分の成長後に幼児を襲うヴァンパイアー・シンドロームが、その典型です。

大きな特徴は、「うちに秘めた怒り」がエネルギーですので、ニュースは「きっかけ」なだけで、主張の根拠がズサンで、さらに論理性が欠けているという点です。
多くは、本人がそう思っているというだけで、「痴漢やセクハラ・オジサン恋愛感情」とほとんど同じ構造です。

ところで、人格が解離する現象は、簡単に言えば軽い「二重人格」なので、「分かっていて、止められない」状態でもあるわけです。
50歳過ぎの老人教師が、未成年の少女に痴漢したり淫行したりしておいて、「恋愛だ!」とか主張するのは、教師としての立場やキャリアや地位や家族との関係を保つ人格が後退して、別な人格が現れているということです。
これをモラルで、議論しても、事件が後を絶たないことでもわかるように、問題の核心には少しも迫ってないということです。

つまり、ネットでの暴言は、言論の自由と匿名性にかくれることで、初めてできる、犯罪寸前の「精神的暴力」であることを、この際、ネットリテラシーの一環として、「痴漢対策」と同列で、子どもにも教えていくことが、ひとつの対策ではないかしら?

イジメに関しては、
「お行儀よくしなさいね」
「はーい」
だけでは、シツケは出来たことになりません。
現に、この手の狼藉は、跡をたたないことが、何よりもその証拠です。

もちろんこれで即に、
イジメが消えるわけではないですが、イジメ発言を出す側も、受け止める側も、そうした発言の本質や背景を理解するだけでも、少しは違うかと思うわけです。

少なくとも、20歳過ぎた大人が、飲み屋ではやらない、泥酔状態のような放言をすれば、中山元大臣のように、政治生命を失う ぐらいの「責任」が発生するのが、社会のルールであることを、広げていくしかないように思います。

しかしこれは、大臣だからではなくて、無名の市民でも、同じことです。
道ですれ違った他人に、思想が合わない、価値観が合わないというだけで、罵声を浴びせたら、相手次第では、殴られても、文句いえません。

学校でのイジメでも、担任の対応次第でして、差別的暴言が好きな教師のもとでは、生徒も、暴言を喜ぶことは、データ的にも、常識的にも、はっきりしています。

「正義感的発言」が、「暴力的」であることは、ふつうなわけで、ネット・イジメを禁止する教師の論理が、暴力的であれば、子どもは説教の中身よりも、その教師の論理構造や身振り手振りに反応します。

残念ながら、ネット・イジメは、周囲の大人の情動的な反応に、おおきく左右されています。

ワタシがしる、「2ちゃんねる恐怖症」は、現実にも「引きこもり」で、「社会不安症」が、そのままネット・コミュニケーションに反映されてます。

要するに、「ネットだから」という問題ではなくて、それ以前の、「対人コミュニケーションのリテラシー」のセンスを、どう身に付けさせるかが、課題なはずです。

ネット恋愛が、相互に言いたい理想像だけを書いて燃え上がる例と同じで、ネットは、ハマルと相互に意気投合しますが、ハズレると、激しい憎悪に発展することも、少なくありません。

で、それだけに、ネット・ニュースのライター(記者とも呼べないみたいですが)の資質は、「タダだからしかたない」では済まされない、品質の悪さです。

これでは、ゴシップ女性週刊誌なみか、場合によっては「有害情報」に仕分けされても仕方ないともいえます。

一方、
その迅速性や、広がりは、やはりネット固有の特性です。

この迅速性と、今は対立する、情報の正確さや量としての詳細性というのは、克服できない矛盾ではないはずです。

それほど遠くない、近い将来、ペーパー新聞から、ネット・ニュース的なものに新聞が進化していく過程で、今のYahooやmixiのニュースのあり方は、充分に検討されて行かなくてはならないでしょう。

少なくとも、かつて「陸(おか)蒸気=蒸気機関車」の煙が、かやぶきの屋根に火をつけるからといって、線路を村のハズレに通したようなテツは、踏めないはずです。

その意味で、ネット・ニュースのライターが、「粗製乱造」だから「若いから」「経験が不足だから」というのは、全く理由になっていないし、むしろ厳しい目で、今後も監視していかないと、毎日WaiWaiの不祥事や、小泉元首相への全体主義とも言うべき国民的支持率形成へのマスコミの演出など、何度でも繰り返されるでしょう。

しかしこうした現象への批判や抵抗は、若い中学生や高校生では無理なわけで、それこそが「大人の仕事」なはずです。

高度消費社会は、「冷暖房完備の子宮」のような環境を形成することで、「大人を大人に」しなくなっています。

しかし、それでも、いつの時代も、「大人の役割を果たす大人」は必要なわけです。

mixiも、いっそ芸能ニュースだけに特化するならよいですが、なまじ社会や政治や経済や国際といったニュースを扱う以上、それなりの水準と見識は、要求されなくてはならないと思っていますし、それを維持する努力は、読者側にも求められるでしょう。

実際、mixiのカキコミでは、そうした見識に触れる機会もあり、その点は、大いに感謝しています。

文教族の幽霊(笑)
><教育再生>麻生内閣でも懇談会存続へ(毎日新聞 - 10月07日 19:11)
だそうです。
育ちが悪いくせに、すぐに投げ出す、品質劣化の世襲政治家への教育が、最優先課題でしょうね(笑)

ったく、素人が、自分のトラウマから築きあげた支配欲妄想のままに、言いたい放題言えるのが、教育だからなぁ(嘆)

世論調査での劣勢を、アホな右翼教育論で、人気挽回しようというのかしら?
でも「郵政民営化」論争と違って、直接被害をこうむるB層は、麻生人気がイマイチ燃えないように、案外に冷静です。

ニューヨーク・タイムズが、麻生首相を危険視していたのは、案外に確かな目かも知れない。
「後がないから」と、文教族がバタ狂うのはわかるけど、同盟国アメリカに危険視されるようでは、マズイんでないのかしら?

どうせやるなら、日教組を目の敵にするような、チマチマしたことでなくて、ソ連崩壊を眼前にしたフィンランドの教育改革みたいな、アメリカ帝国の崩壊に備えた、日本の教育改革を組み立てて欲しいものです。

セクハラ・ジジイみたいに、ウヨ・ジジイのわがまま剥きだしの文教族に、そんな見識があるとも思えないけど、片鱗でもあれば、支持しますけどね

ところで、
>学力テスト最下位の沖縄、上位・秋田と教員交流でばん回へ (読売新聞 - 10月11日 03:07)
だそうです。

もともと学力テストそのものが、「学力の構造」を無視した発想でできているから、その結果から生まれる対応も、各県とも噴飯ものに貧しいことになっています。

田舎の教育委員会などは、田舎坊主や新興宗教体に握られて、「草の根愚民化政策」を満喫しているし。
日本は、政治にも、教育にも、ほとんど無思考・無思想だってことよね。

教育学とかで、大学の教師している、「恵まれた勝ち組の専門家」って、一体なにしているのかしら?
暴走族みたいなアホ・ウヨ文教族の、パッシリしているだけ?

全国学力テストは、中山元大臣が仕組んだものです。
その後の、彼の「日教組が強いところは、学力が低い」という暴言は、この学力テストの目的が、どこにあったかが、明白です。

そんなものに、右往左往している教育委員会というのは、一体、何者なのでしょうか?

教育や学力という概念に、なんの見識も無いから、こうしたバカ政治家に、良いように遊ばれいるんですよ。
  1. 2008/10/13(月) 00:00:00|
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今週のスクラップブック 10/06

新聞によれば
中山前国交相は、問題の発言のあと、自宅で奥様の手作りの料理に手をつけるヒマもないほど、国会議員や支持者から、携帯に応援電話が入ったとか。

で、気になったのは、奥様のこの「良妻賢母」ぶりです。

「上品で有能な」賢夫人って、時々、亭主をガキみたいに、幼稚にするんですよね。

日本の伝統的家庭の構造を、図らずも中山一家は、自ら暴露しちゃいました。

奥様は、
「教育問題は以前から家の中でしていたが、もう少しきちんと準備をして話をしたらいいのに。たまっていたものをつい言ってしまったのかな><中山国交相辞任>妻の首相補佐官、講演会場で謝罪(毎日新聞 - 09月29日 02:41)というけど、
アホな亭主に、「バカな妄想や思い」を「ため」させたのは、誰ですか?

ここに気づかないのが、お利口な賢夫人の限界なんです。

しかも彼女は、「もう少しきちんと準備をして話をしたらいいのに」って、ちゃんと指摘してます。

バカな亭主は、すべて完璧な賢い奥様の前では、ふだんからなにか言えば、軽く鼻先で「たしなめられる」か、シカトされるだけだったんですよ。
だから、ずうと、「バカなこと」を、、子どものように溜め込んで、時々発散してたんですな(笑)
自分が加害者のくせに、被害者顔しているあたりは、そうした思いが、根深く残っていたかも。
で、今回、それが爆発して、亭主は、外で世間にご迷惑な言動をして、結局、彼自身の政治生命もパーみたい。

あの言動は、アルコールかどうかまではわかりませんが、脳の萎縮がおきているかもですね。
ある意味で、良妻賢母の亭主の悲劇です。

手作り料理も良いですが、亭主の言語の支離滅裂さぐらい、チェックしておいてもらわないと、結局、亭主は自滅しちゃったわけです。

なにはともあれ今、自民党中枢を握るシンキロウ元首相配下の文教族軍団の人材は、この程度だってことです。

まあ、「毛並みの良いお仲間の町内会的な政権」ですから、バカ亭主に変わって女房が働けば、ことは済むでしょうけど、本当にこれで良いんですかね? 日本は。

毎度マスゴミの悪口ですが、
こうした「風聞や評判」は、短絡な脳味噌のマスコミが作り上げている虚像なわけで、人材の枯渇も確かなのでしょうが、マスコミの大衆受けする論理が、結局、こうした矮小な政治家に、権力を集中させる結果になっているわけです。

ある新聞学の権威によれば、「大衆の情念を掬い上げるのが、マスコミの仕事だ」という理論があります。
しかし、「マンガが好き」なら、国民的人気とか、祖父や親父が総理大臣なら、「毛並みが良い」とか。
あまりにも、短絡な取り上げ方です。

金にさえなればなんでもするのが、事故米業者とマスコミなんでしょうが、それにしても、小泉元首相のワンフレーズ・ポリティク以来、もっともらしく政治家を飾る知恵すら、マスコミは失ってます。

海上自衛隊ですが
9月30日19:30から、その窮状を、NHKが特集してました。
政治家は勇ましく自衛隊の海外派遣をしたがりますが、海上自衛隊は、任務の増加と最新鋭の装備進化に、隊員の教育が間に合わないのだそうです。

先週とりあげた「領海侵犯の潜水艦見逃し事件」のニュースですが、探索技術どころか、情報管理すらバラバラな「崖っぷちのポニョ」状態が、そのまま出てきたみたいです。
言いたくないですけど、これではもはや、士気の低下で崩壊した南ベトナム軍状態みたい。

ここでも、「派遣の悲劇」?

使いこなすための教育費まで削って、使いこなせない装備を、しこたま買い込むという、バカバカしいことをした責任者は、誰ですか?
守屋元事務次官を使った、小泉元首相?

幕末、使えない武器をアーネスト・サトウから買わされた、奥州列藩同盟の悲喜劇の再演ですか?

郵政民営化とかで、国民が目くらましされているうちに、先週、予感していたように、どうもいろいろあったようですね。

ところが、今度は
2005年5月の中国海軍の潜水艦の火災事故報道で、情報をリークしたということで、
>1等空佐免職 (読売新聞 - 10月03日 01:51) だそうです。

となると、この前のクジラ報道でも、当然、国家機密漏洩で、懲戒免職が出るんでしょうか?

9月30日のNHKの報道特集でも、海上自衛隊の窮状を公開して、日本の国防の弱点を指摘した、自衛隊教官とか幕僚長も、逮捕かな?

中国潜水艦の火災情報リークは、「アメリカからの情報をリーク」したことが、問題になるようですが、どうも外野には、「免職」になる判断基準が見えてこない。

こうしたユルーイ事態は
いろいろなところで、起きていて、
>不作為責任問う仕組み必要=事故米転売見逃しで-農水相(時事通信社 - 10月03日 21:11)だそうです。

都合の悪いものは、事態でも資料でも、「見つからない」のは、官僚組織の常。
規制の自己都合解釈や、厚生省の「資料は、探したらあった」と同じで、これって立派な「作為」でしょ!

ガッコで起きてる、「イジメは、なかった」と同じだよね。

官僚の関心は、外部へは省益優先の縄張り意識や過剰な被害者意識で、省内では権力機構内での仲間意識や自己保身にしか焦点がないから、本当に「見るべきモノが、見えてない」ってことでしょ?

「不作為」の原因を見ないで、結果だけを矮小化してとりあげるのも、立派な「不作為」なわけで。

だから、結末も、外部からは、「トカゲの尻尾切り」や「仲間意識」や「甘い処分」や、さらには、隠された「天下りでの復活」や「隠然たるOBの影響力」しか見えてこない。

事故米への農水省の対応を、「不作為」と捉えること自体、すでに所轄官僚への「答え方の教唆」で、「幕引き」を考えたシナリオです。

「事故米マフィア」と呼べるかどうか、まだ見えてこないけど、莫大な利益をあげるための、組織的な「事故米ロンダリング構造」があったことは確かみたいだし。
政府が一括して買っていながら、事故米産地などの詳細情報の公開が遅れていることも、確かです。
挙句に、事故米が10%でも混じった米を炊けば、プロの職人なら、「匂いでわかるはず」という噂もあります。
国を相手に、損害賠償とかって気勢をあげている購入業者にも、疑いの目が向きはじめてます。

こうした仕掛け全体を、「お役人の不作為」とかで、「もみ消し」できるものかしら?

で、こうした官僚組織と一部の業者の上に乗ってきたのが、積年の保守政権だし、これが「国会議員や官僚への、国民の不信感」や「世襲政治家への不信感」になっているのよね。

例の
「丹波ナチュラルスクール」の続報ですが、
><逮捕監禁>保護の脱走男性、丹波スクールに帰す 京都府警
(毎日新聞 - 10月04日 12:51)だそうです。
でも、この脱走ニュースは、2005年の事件でして、このスクールでは、去年の暮れからだけでも、警察沙汰は、3回目なんです。
数年前には、移動中に死亡事故がおきて訴訟まで起きているし。

だから、摘発にどうしてこんなに時間がかかったが、不思議なんです。

脱走の男性の話を、誰も信じなかったってこと?
周辺の住人の話を聞くぐらい、組織なんだから、できなくないでしょ、警察も。

どこで、情報が止まってたんだろ?

警察? 児童相談所? 裁判所? 「府内の生徒はいなかったから調査しなかった」と弁解している教育委員会? マスコミ? ご近所の目撃者? 
境内を使わせていたお寺の関係者は、調べられているのかな?

どこかで「不作為」が、おきているはずなんだよね。

理由や弁解はなんとでもつくんだけど、「人権を守る」意識というのが、いろいろなところで摩滅しているみたいです。

*********

なんであれ、
そこいらを、具体的に追求できないマスコミって、なんなんだろ?

マスコミ自身が、権力や企業のご用・広報機関になりさがっているってことです。

それにしても、「底の浅い報道」が、「薄っぺらな世論」を形成していることは確かで、一種の「マスコミの薬害・副作用」的現象があることは確かです。

で、そんな反応の中から、都合の良いモノだけをまとめて、「世論では」とかいわれても、ミスリードしている自覚も無いってことです。

毎度毎度、文句ばかりで恐縮ですが、世襲政治家の品質劣化だけでなく、いろいろな面で、この国は、制度疲労がおきてます。

***********

珍しく褒めます(笑)
悪名高い国交省の調査によると、宮城県北部の里山の町・大崎市が、京都・奈良を抜いて、外国人観光客の滞在日数「3日以上」で、日本一なのだそうですmixiニュース 2008年09月26日00:47
確かにあのかいわいにゴルフに出かけると、数年前から、韓国のご婦人方の元気の良いツアーに、良く遭遇します。
「バブル期の日本人みたいだね」と、仲間とはよく話してます。

日本人のゴルフ・ツアーは、男性同志がほとんどですが、女性客が多いのは、観光や温泉とかとの健康的なニーズを組み合わせた、なにかヒケツがあるみたいです。

ゴルフ場のサービスとしては、普通の田舎のゴルフ場で、われわれオジサンたちには、特別のものは感じられないのですが。

韓国は、ゴルフのプレイ料金が高いとは聞きましたが、それでも安いお金でもないでしょうから、お客に「定評」を得てくれることは、うれしいことです。

接客サービス業というのは、やさしいようで、むずかしい稼業ですから、口下手でオベンチャラなど口にできないだろう田舎の人材による、現地の地道な努力を素直に賞賛したいと思います。

聞いた風なことでヘラヘラしない、「昔ながらの田舎人」が、グルッとまわって、「トップ」というのが、うれしいです(拍手)

「超ローカルこそが、グローバル社会では、価値が光るはず」という、ワタシの直感を、大崎市は具体的に証明してくれましたーあ!

最後に、またブツブツですが、国は、観光庁とかいってますが、頭の良い役人が口出して、上手くいくのかな?
  1. 2008/10/06(月) 00:00:00|
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元・学園長

Author: 元・学園長


ここを執筆する 元・学園長 ですが、還暦はとうにすぎているのに、最近、江戸 手描き友禅 の修行もはじめました。

ここの絵は、当時小学4年生の男の子が描いてくれた絵です。
下手な写真よりも、はるかに元・学園長の特徴をつかんだ、観察力と表現力なので、今でも大切にしています。

はじめての方は、引越しソバ代わりのおみやげもありますので、下記をご覧ください。
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